ベトナムの陶器といえば、主に3つ。
バッチャン焼き、ソンベ焼き、ベトナム陶器。
バッチャン焼はハノイから近いバッチャン村で作られた陶器のこと。
つまり、バッチャン村以外で作られたものは正式にはバッチャン焼きではない。
ホーチミンでもバッチャン焼は雑貨店などで手に入れることが出来ますが、偽物も多く、またバッチャン村のものといえども、輸送コストが乗っかり、現地で買うより高くなっています。
対して、ソンベ焼きはバッチャン焼とは変わって南部のホーチミンに近いビンユン省で作られた陶器。
ビンユン省は多くの日系企業が投資する工業地域として有名な土地で、ホーチミンから車でおよそ1時間の場所がソンベ焼きの産地です。ソンベは旧地名です。
華やかで艶やかなバッチャン焼とは対照に、ぽってりと厚みがあり、素朴な風合いで食卓に温かさを届けてくれます。
ビンユン省のソンベ焼き
ベトナム料理を引き立てる器として、ホーチミンのレストランでも好んで使われています。
値段も安くソンベ焼きは、市場やローカルの卸売店で1枚100円以外などでとっても安く買えます。
ではでは、ソンベ焼きはどこで買えるのでしょうか。
市場でも買えますが‥
市場に行くと安く大量にディスプレイされており、買えるのですがソンベ焼は一般的に同じ絵柄が多くほとんど。
さらに、10枚セットなどでの販売のところが多くちょっと不便です。
また欠けていたり、汚れているものが多く、使えるのが数枚なんてことも。
多く買って使えるのだけ、選ぶっていうのが在住者の中では一般的です。
だったら、やっぱり専門店に行こう!
ソンベ焼きの専門店
tuhu ceramics (トゥーフーセラミックス)
ホーチミンの2区に伝統的な作風を踏襲しつつ、洋風の料理やインテリアにもマッチする専門店があります。
中心地から渋滞がなければ、タクシーで15~20分ほど。
離れた欧米人が多く住む2区のタオディエンのエリア。
このエリアはおしゃれなカフェ・レストランが多く、まるで西洋の国にいるかのような雰囲気を感じることができます。
そのタオディエンエリアの中心から奥の奥に進むと隠れ家食器ショップへたどり着くことができます。
ココに注意
ソンベ焼きの特徴と形成
磁器のように純白ではなく、温かみのある白い生地に藍色の線や、淡いピンクの花などが描かれた素朴な器は料理を美味しそうに引き立ててくれます。
土の生地は厚く重さがあることから、窯はおそらく1000度くらいの低い温度で焼かれていると思います。
備前焼などの高温の焼締と違い、低い温度の窯の焼き物は壊れやすいので取扱いには注意が必要です。
白い邸宅におしゃれな外観のお店
店内50平米ほどの敷地の店内はスッキリとした白い空間。
そこにいろんな種類の食器がならんでおり、アパレル商品も扱っています。
また、新品だけではなく、色むらやへこみなどのあるいわゆるB級品もあったり掘り出し物を探す楽しさも!
さらに!
アパレルでは、ユニクロとコラボしたTシャツがあります。
素朴なtuhu ceramicsのデザインがTシャツにプリントアウトされており、お土産にもおすすめです。
店舗情報
店名 | tuhu ceramics |
住所 | 11/4 Nguyen U Di St.,Thaodien Ward,Dist.2 |
電話番号 | 090-694-7488 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
WEBサイト | https://www.facebook.com/tuhuceramics/ |
市街地に近い雑貨店KITO(キト)
お土産通りDong Khoi(ドンコイ)通りにある、ソンベ焼きだけではなく、バッチャン焼き、その他かごバッグなども購入できるのがこちらのお店「KITO(キト)」!
市の中心部ということから、少しお値段が高くなりますが、ベトナム土産雑貨の品ぞろえは抜群です。
その他、市場では手に入れられないような、珍しいデザインのものも多く、品質はしっかりしているものばかりなので、質を求められるのであれば、やはりこちらは安心です!
なぜ安心なのか???
オーナーを務めるのが日本人だから。
日本人オーナーさん、日本語スタッフの方がいるため、説明を聞きながら、安心してお買い物が出来ます。
店舗情報
店名 | KITO(キト) |
住所 | 78 Dong Khoi street,District 1,Ho Chi Minh city,Vietnam |
電話番号 | 028 3829 6855 |
営業時間 | 9:00~22:00 |