南の国のお土産の定番といえば、チョコレートをイメージし、値段に比例して旨い!まずいがハッキリでますよね?
今回紹介するベトナムのチョコは、少し違います。
安くて絶品なのです!
ベトナムのチョコは抜群のおいしさとコスパ!
現地に来て2年になります山内です。
現在はベトナムの企業で総務をやりながら、ベトナム生活を楽しんでおりますが、年に2度ほど帰省をする時に、お友達からオーダーされるのが、チョコなのです。
安い!と言いましたがベトナムの物価を見ると高級なものになります。
でもかなり美味しいです。
そして、日本のデパートで買う品質と同等のものが半分くらいの値段で買えるのです。
なぜベトナムのチョコは美味しいの?
それはベトナムにカカオの産地が多いから。
カカオといえば、刷り込まれたようにガーナなどのアフリカを思い浮かべる方が多いと思いますが、ベトナムは世界有数のカカオ生産国。
ベトナムの気候はカカオの栽培に最適で、特に生産地で有名なのはベトナム南部のベンチェ省にあるメコンデルタ地帯。
メコンデルタと言うのは、メコン川の河口にある網の目のような三角州のこと。
カカオ豆を育てるのに相応しい条件というのは十分な降雨、排水性の高い土壌、湿気のある気候で、メコンデルタ地帯はこの条件に合致しているのです。
その、メコンデルタ地帯にはカカオ豆の農園があり「トリニタリオ」という種類のカカオ豆を栽培しています。
知ってるとさらに美味しい!
カカオ豆の種類
カカオ豆には主に3つの種類があります
- クリオロ種 …風味が素晴らしいのですが生産性は高くありません
- フォラステロ種 …生産性は高いですが風味のほうはいまいち
- トリニタリオ種 …上記の2つを交配した種で、クリオロ種の風味
フォラステロ種の生産性の高さを持っているというハイブリッド種。
現在のトレンドは、カカオ豆の質の高さを保ちたい一方で生産性を高めたいという流れから、「トリニタリオ」だけを栽培することが多いそうです。
そのカカオがふんだんに使われたチョコで、ご紹介するのはベトナムの土産としてオススメのチョコレートにしぼったものです。
ニューヨークタイムズ紙が絶賛した
「MAROU」(マルゥチョコレート)
2人のフランス人が立ち上げた高級ブランドチョコのマルゥチョコレート。
チョコレートの世界最高峰の品評会「インターナショナル・チョコレート・アワード」で金賞を受賞。
さらに、ニューヨークタイム誌が絶賛。
それがベトナム女性の耳にも入り、たちまち大人気になったのでした。
マルゥチョコが女性に魅力なワケ
マルゥチョコレートは、フランス人のサミュエル氏とヴィンセント氏の名前のスペルをとって、「マルゥ(Marou)」と名づけられたもの。
二人は、ホーチミンで出会い、意気投合してベトナム産の良質なカカオだけを使ったチョコレートを製造。
チョコレートの本来のおいしさ
カカオ率が70%を超えたものは、苦みがまさるダークチョコレートと呼ばれますが、マルゥのチョコレートはダークチョコレート。
深みのあるダークチョコレートは上質で、濃厚な味わい。
カカオと砂糖だけで作り、バニラや香辛料は一切使っていません。
チョコレートの本来のおいしさがストレートに感じられ、芳醇な香りが長く続きます。
甘さよりも深みが感じられ、大人が愉しむためのチョコレートなのです。
ホーチミンやハノイ、ダナンに直営カフェ
・ハノイにある「メゾン・マルゥ・ハノイ」(Maison Marou Hanoi)
・ホーチミンにある「MAROU, Faiseurs de Chocolat」
カフェは、シンプルでスタイリッシュ。高い天窓から差し込む木漏れ日が明るく爽やか。
赤い鉄骨のフレームやガラス張りのキッチンがあり、ショコラティエがケーキを作る様子を見ることができます。
さらに、カフェ内にはチョコレート工場内があります。
そこで見て欲しいのが、製造工程です。
Bean to Barという用語を知っていますか?
カカオ豆から板チョコの製造まですべて自社で行うという意味で、Bean to Barは近年チョコレート業界では標準的なものになっています。
Marou社もこのBean to Barを採用していて、これらの直営カフェではこの製造法を使ったチョコレートが、できていく過程を見ることができます。
カカオ豆の選別機などもガラス越しに見ることができ、ハンドメイドを大切にする「マルゥ」のこだわりが感じられます。
自分が注文したチョコレートで、作り立てのチョコレートケーキは濃厚な深みがあり、本当においしいです!
【お値段はこんな感じ】
ケーキ類が約12万ドン(約600円)~、エクレアが約7万ドン(約350円)、チョコレートドリンクが9万ドン(約450円)、板チョコが12万ドン(約600円)~、Single Origin 6種セットが30万ドン(約1500円)~。
ドリンクもオーダーすると、1000円を超え、ベトナムでは高級なお菓子ですが、日本で味合うの場合と比べ1/3です。
また、お土産用のチョコレートもここで買うことができ、他にもエクレア、チョコケーキ、クッキーなども持ち帰りできます。
■メゾン・マルゥ・ハノイ(Maison Marou Hanoi)の基本情報
住所 | 91A Tho Nhuom St., Hoan Kiem Dist., Ha Noi Vietnam |
電話番号 | +84-24-3717-3969 |
営業時間 | 9時~22時 |
■MAROU, Faiseurs de Chocolatの基本情報
住所 | 167-169 Calmette Street, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam |
電話番号 | +84-8-7300-5010 |
営業時間 | 日~金9時~22時(土 9時~23時) |
ダナン発
PHEVA(フェバ)
こちらも人気のため日本でも販売されています。
「Pheva」のチョコは南部・ベンチェ省でとれるカカオ豆が原材料。
フランスで培われたショコラティエのノウハウを融合させた手作りチョコレートは絶品。
香り高いフーコック島産の胡椒やピスタチオなどを加えたチョコのフレーバーは全18種類。
MAROU同様にシングルオリジンのチョコレートで素材にこだわって作られています。
シングルオリジンとは、一つの産地で収穫されたカカオ豆やサトウキビといった原料で、チョコレートを作るという手法をとっているとのことです。
これほどこだわっているのだから味も抜群に美味しいというわけです。
【買いやすいのが特徴】
販売店では、一口サイズのチョコは自分の好きな色のボックス(12個入または24個入)に好きなフレーバーを詰めることが出来ます。
どのチョコにしようか迷ったら、おすすめのチョコの詰め合わせ(6個入~40個入まであり)を購入してOK!
リーズナブルでカワイイ
SAVIE(サヴィ)
SAVIEもベトナムの中部高原産のカカオとサトウキビのみで作られているシングルオリジンのチョコレートです。
チョコは全5種類。全てダークチョコで、カシューナッツや金柑が入ったフレーバーチョコもあります。
おすすめは、カシューナッツのチョコ。
ベトナムの特産品なので、特におすすめ!
チーズやワインとのように何か月も寝かせたチョコレートで深みのある味わいが特徴。
【買える場所】
2区(21 Thao Dien , District2 )とタンビン区(303 Nguyen Van Troi , Tan Binh District )に店舗がある輸入食材店「Namanmarket」で販売。
お値段もリーズナブルで購入しやすいお値段なのでぜひお土産用に購入してみてください。
味のバリエーションが豊富
Alluvia(アルヴィア)
ミトー地区周辺のカカオ農園で栽培されているカカオを使用したチョコレート。
Alluviaの特徴はチョコレート+αの味が豊富にあり、ペッパー系からミント、果物系まで様々な種類があります。
大きさも小さいものから大きいものまであるのでお土産用に最適なチョコレートです。
お値段もリーズナブルです。
美味しいのはもちろんのこと、パッケージも可愛いベトナム産の高品質なチョコレート。
家族や友人へのお土産に、または自分用にひとつ購入してみてはいかがでしょう!
【購入できる場所】
ホーチミン市内にあるANNAM GOURMET MARKET。
ホーチミンの玄関口であるタンソンニャット空港
■ANNAM GOURMET MARKET
■タンソンニャット空港
希少な豆を使用する
SOCOLA(ソコラ)
SOCOLAのチョコレートはベトナム南部のメコンデルタ地帯栽培されている、世界で約15%程度しかとることができない希少なトリニタリオ種カカオを使って作られているチョコレート。
お値段は少し高めですが、濃厚な味にカカオの風味が、口に広がるSOCOLAのチョコレートはチョコレート通もうならせる、センスのいいお土産にぴったりな一品です。
アメリカで人気急上昇!
Dick Taylor Craft Chocolate
Dick Taylor Craft Chocolateはスイーツの最先端地アメリカでも高い支持を得ている高級チョコレート。
Dick Taylor Craft Chocolateはティエンザン省のカカオを使用。
乳化剤や乳成分、保存料、香料を一切使用していないシングルオリジンのチョコレートで、苦みではなく酸味が効いた珍しい味です。
酸味が効いていますが一口かむとチョコレート本来の甘さを感じることできる購入チョコレートです。